サーバの仮想化技術の発達により、個別に利用されていたシステムを統合・共通プール化することでITインフラの効率は大幅に高まった。しかし、企業ITが目指すべきプライベート・クラウドでは、企業ITのコントロール下で利用可能なリソースをその場所で持つか持たざるかに関わらず、必要な時に利用できるものでなければならない。
企業またはグループ企業の拠点毎に分散したITリソースを相互に必要に応じて利用できれば、利用可能なITリソース全体にわたる効率化とコスト削減が可能となる。
そのためには、「距離」の壁を越えなければならない。
革新的な分散ストレージ連携技術「フェデレーション」を実装したEMC VPLEXは、このような効率化の壁を打破できる、複数拠点にまたがる「仮想ストレージ」が実現できる。
ここでは、仮想ストレージを実現するEMC VPLEXの先進技術と特徴を、米国の先進事例を交えて紹介する。