総合モビリティカンパニーとして多様な取り組みをしている本田技術研究所。現在では2800万台という膨大な製品を通じて、世界中の顧客とつながりを持っている。同社では、社内で活用していたコストテーブルの構築や改廃に多大な工数がかかり、技術進化への追従が困難であることが課題となっていた。
そこで同社は、「設計初期段階での原価算出」「図面品質の向上」「エキスパートの知見のデジタル化」などを目的に、製造原価シミュレーションツールを導入。設計初期段階でリアルタイムに原価を可視化できる体制を構築した。
同ツールを用いた図面良化に向けた社内定着活動と同時に、活用拡大と技術継承に向けた取り組みも実施。今後は全社展開に向けたシステム構築を足掛かりに、海外拠点への展開を目指すという。将来的には集計システム連携や設計コスト算出を自走化することをロードマップとして描いているという同社の取り組みについて詳しく解説する。