世界中の建設現場や鉱山現場向けに建設機械を提供し、社会インフラ整備や資源開発を支える日立建機。2020年にDX推進本部を設置し、同社が掲げる「CIF(Customer Interest First:顧客課題解決志向)」の実現に向けた取り組みを進めている。
その第一歩として、同社は新たなDX基盤の構築に踏み切った。従来のアプリケーションと基幹システムの相互依存度が高い「密結合」した仕組みでは、生産性を妨げるさまざまな問題が発生していたためだ。その解消に向け、アプリケーションと基幹システムの間にDX基盤を設ける「疎結合」の仕組みへと進化させたことで、「他部門のデータを探すのに時間がかかる」「各部門で共通して必要となるAPIの開発が重複している」といった課題を一掃。CIFの実現に欠かせないデータ利活用の活性化とアプリケーション開発のアジリティ向上を実現している。
本資料では、同社の取り組みを詳しく紹介する。DX基盤を構成するデータ利活用基盤とAPI基盤についても解説しているので、自社のDX戦略を前に進めていくうえでぜひ参考にしてほしい。