提案活動の後れを打開、日立製作所が挑んだグローバル標準化の取り組み

　日立製作所は米州、EMEA、APAC、インド、中国、日本で主力事業を展開しているが、受注を獲得するための「提案活動」に課題を抱えていた。提案活動には標準プロセスがなく、属人化しており、社会情勢に応じた組織的なアップデートも十分に行われていなかった。その結果、グローバル標準から後れを取っていた。

　このような状況に危機感を抱いた経営層は、外資系企業が採用するプロポーザルマネジメントの標準プロセスやツールを導入し、提案書の品質向上を目指した。さらに、専用のツールを活用して、顧客にとって真の意味での価値ある提案をする、“顧客起点”の思考を身に付けるための訓練を実施したという。

　本動画では、提案活動の停滞やグローバル標準からの立ち遅れに直面した日立製作所が、その状況を打開するためにどのような施策を進めたのかを紹介している。CPCツールや生成AIを積極的に活用し、提案書を定量的に評価・チェックする仕組みを整備した様子も取り上げているので、ぜひ確認してほしい。