AI基盤となるデータセンター、高速性と低消費電力を両立させる注目の技術に迫る

　AIがデータ駆動の技術である以上、データベースやデータセンターなどは、駆動源となるデータをより多く活用する場所の近くに導入されることが望ましい。物理的にAIとデータが近い場所にあれば、それだけ人間による判断の材料となるインサイトの提示が高速化され、適切かつ迅速な意思決定が可能になるためだ。

　このように、AIとデータセンターは今や不可分の関係にあるが、ますます高度化する要求にデータセンターが応え続けていくためには、単に規模を拡大させるだけでなく、高速性や低遅延性、消費エネルギーの削減といった全ての要件を満たす必要がある。これらを実現するための技術として注目されているのが、光電融合とシリコンフォトニクスだ。

　本動画では、従来の電気信号に代わり、より高速なデータ伝送を可能にする技術である光電融合と、その製造基盤となるシリコンフォトニクスについて、技術的な概要を解説する。併せて、これらの技術を実装／稼働させるための材料や部品の最新動向、次世代を見据えた技術の展望にも触れており、理解を深める上で有益な内容となっている。