給与計算業務の負担はどこまで減らせる？　統合人事システムの実力に迫る

　多くの企業で給与計算業務が大きな負担となっている。これは、給与算出に必要な情報が複数のシステムに分散していることに起因する。個人情報の管理や専門的な知識も求められるため属人化が進みやすく、手作業が残る企業では、誤入力や計算ミスのリスクがつきまとう。さらに、社会保険料や源泉所得税の計算ルールが毎年のように変わることから、その対応にも時間を取られている。

　このような課題は大企業でより深刻になりやすい。従業員数が多いほど情報の更新に労力がかかり、手当や福利厚生制度が増えるほど計算は複雑になる。そこで注目されているのが、統合人事システムだ。人事情報や勤怠データをシームレスに連携できるため二重入力の手間が省け、定型業務の自動化によって人的ミスを防ぎやすくなる。

　共同印刷では、給与計算処理の自動化によって15の処理が1クリックで完了するようになり、月8時間かかっていた作業時間がほぼゼロになった。本資料では、大手企業における複雑な給与計算業務の実態、統合人事システムの効果、そして導入事例を紹介しているので参考にしてほしい。