SIEMの導入・移行時に見落としがちなコストを管理するための5つのヒント

　セキュリティ運用の高度化は、あらゆる企業にとって喫緊の課題となっている。特にサイバー攻撃の巧妙化やクラウド利用の拡大により、従来型SIEM（セキュリティ情報・イベント管理）の限界が見え始める中で、新たなSIEMソリューションの導入を検討する企業が増えている。

　しかし、新たなソリューションへの移行においては初期費用だけでなく「トレーニング」「移行中のリソース割り当て」「ダウンタイムのリスク」といった隠れたコストが伴う。このようなTCC（総変更コスト）を見落とすと、予算の超過やROI（投資利益率）の低下などを招いてしまう。ただし重要なのは、単に費用を抑えることではなく、長期的な価値を最大化するという視点で意思決定を行うことだ。TCCを正しく把握し、戦略的に管理することができれば、移行はリスクではなく成長のための投資になるだろう。

　本資料では、移行コストを節約しながらROIを高めるための5つの実践的なヒントを紹介する。要件の明確化から、隠れた費用項目の洗い出し、移行データの選定、TCCとROIのバランスの取り方、そしてベンダーが持つ専門知識の活用に至るまで、役に立つ視点が網羅されている。