ビジネスに不可欠なITシステムの運用を担当するIT部門は、企業にとって極めて重要な存在だ。しかし、かつてのように「ITシステムを安定的に運用する」というだけでは、その職責を果たせない時代に突入している。今のIT部門には、市場競争に勝ち抜くための活動への貢献が強く求められている。
ここで勝敗を分けることになるのが、IT予算の使い方だ。強い企業の全てが、競合を圧倒するIT予算を持っているわけではない。一般的に、IT予算の約7割が既存システムの維持管理に使われ、新規システムのへの投資は残りの3割程度にとどまるといわれているが、自助努力によってこの割合を変えることで「攻めのIT」を実現している企業も多い。
それでは、維持コストを削減して、新規システムへの投資予算を捻出している企業は、どのような点に着目しているのだろうか。本資料では、西武グループやイオングループなどのIT部門でも実績のある運用業務改善のアプローチを紹介する。限られたIT予算の中で、ビジネス貢献をしたいと考えるIT部門はぜひ参考としてもらいたい。