VDIからの脱却でPC運用管理負荷を解消、菱機工業が選んだアウトソーシングとは

　建物の空調・給排水衛生設備などの設計・施工を手掛ける菱機工業では、2019年頃にVDIを導入し、安全なリモートワーク環境を実現してきた。しかし、VDIと相性の悪いオンライン会議が浸透していく中で、VDI環境がデメリットに変わっていった。さらに、機器増設によるコスト増加も課題となっていたという。

　一方で、近年ではMDM（モバイル機器管理）製品も浸透し、リモートワイプなどで、持ち出したPCの紛失や盗難時の情報漏えいリスクが軽減できるようになってきた。そこで同社は、ファットクライアントへの回帰を決定。その際に問題となったのが、PCの運用管理業務だ。社内のリソースが限られている一方、これまでVDIにより1カ所で管理できたクライアント端末の管理を個別に行う必要が出てきた。

　このような課題を解消するため、同社はレンタルPCサービスを導入。これにより、キッティング業務や保守対応などのPC運用管理業務を大幅に効率化できた。さらに、ユーザーによる機種選択の自由度が増したことで、業務PCへの不満も解消されたという。本資料では同社事例より、同サービスについて詳しく解説する。