ビジネスの推進にデータ活用が不可欠となった現代、人事業務においてもその重要性が高まっている。一方で、各所にデータが散在していることや、手作業による集計作業が業務を圧迫していることに課題を感じる企業は多く、早急な解消が求められている。
ETC通信システムや防災無線など、社会インフラに関わるシステムを提供する沖電気工業も、データの分断と手作業に起因する非効率に直面していた。同社の人事関連システムは、給与計算システム、タレントマネジメントシステム、グループ会社の給与を管理する独自システムで構成されている。これらの集計業務は手作業に依存しており、情報のリアルタイムかつ継続的な可視化が不十分であった他、担当者ごとに作成されるレポートの横展開が困難であるなど、複数の課題が存在していた。
このような状況を打開するため、同社はセルフサービス型のデータ分析ツールを活用し、人事DX基盤の構築に着手した。データの集計・加工を自動化し、ダッシュボードによる可視化を実現することで、人事業務に潜む非効率の解消を図っている。本資料では、同社の取り組みを詳しく紹介する。