システム化による業務の効率化や自動化は、社員一人一人が付加価値の高い業務に注力できる体制を整える上で重要な取り組みだ。財務/経理分野でもその必要性が高まっており、多くの企業が業務プロセスの改革を進めている。
さまざまな事業分野でビジネスを展開する三菱商事も、このような取り組みを先駆けて実践する1社だ。同社では従来、経理子会社200人が手作業で行う決算異常値チェックに年間約2500時間を費やしており、統制や洞察といったインサイト業務に十分な時間を割けないことが課題だった。そこで「費用対効果」「全体効率」「変化に合わせた柔軟な発想」という3つの観点から業務を全面的に見直し、異常値検出から原因分析までをワンストップで行える自動化システムを社内開発した。
その結果、確認作業の高速化により約400時間の削減効果を見込むなど、大幅な効率化を実現したという。本資料では、同社がどのように自社開発による仕組みを構築し、現場主導の発想で財務/経理業務の変革を成し遂げたのかを詳しく解説する。