従来比で90％のコスト削減に成功、IBMの事例に学ぶIT運用高度化の秘訣

　多くの企業でIT予算や人員の削減が続く中、コストを抑えながらシステムを安定稼働させることが重要な経営課題となっている。複雑化した既存システムを維持したままでは、AIやクラウドを活用した新しい取り組みに十分に対応するのは難しい。このような課題に対して、IBMはアプリケーション開発やインフラ運用を同じ基盤上で実行し、プロセスの標準化と効率化を推進する取り組みに着手する。

　また、システム内部の状況をデータに基づいて把握できるオブザーバビリティ（可観測性）を導入したことで、ツールやプロセスの重複を解消し、従来比で約90％のコスト削減を達成したという。さらに、AIでリソースを最適化する機能を活用して、パフォーマンス向上とコスト削減の両立を図っている。

　本資料では、同社が実践したIT運用におけるモダナイゼーションの全容を紹介する。「限られた予算と人員でシステム運用を効率化したい企業」や「DX推進の基盤づくりに悩む企業」にとって、持続的なIT運用改革を進めるための具体的なヒントが得られる内容だ。