Microsoft SharePointは、情報共有や共同作業を支える基盤として幅広く利用されている。しかし、その利便性や柔軟性の高さゆえに、運用が拡大するとともに3つの課題が生じる。1つ目は、サイトやリストなど多層的に細かく設定できる権限は柔軟である一方、管理が複雑化し、過剰共有や設定ミスを招きやすい点だ。また特定の管理者に依存する状況が続けば、属人化によるリスクも高まる。
2つ目は、TeamsやMicrosoft 365 Groupsの作成に伴い自動で生成されるサイトの管理だ。これにより権限管理が二重化し、管理者の負担増大や設定ミスの頻発を招き、シャドーITの温床となる恐れがある。3つ目は、利用の拡大に伴いサイト数が急増することだ。不要なサイトや放置サイトが増え、セキュリティリスクや管理コストの増大を招いてしまう。
本資料では、これら3つの課題を解説するとともに、解決に導く5つのベストプラクティスを紹介する。さらに、自動化などを活用して運用を効率化し、セキュリティを強化しながら安定した運用を実現する方法を解説する。