カスタマーエンゲージメントがマーケティングの中心に据えられる一方で、現場では多様な要素が複雑に絡み合っており、最先端のブランドでさえ対応が難しくなりつつある。新たなマーケティングキャンペーンを企画する際には、目的を明確化した上で、適切な施策を講じることが重要になる。
ユーザーとの関係を始める「活性化」の段階では、新規ユーザーを登録から初回のアクションへ導く「アクティベーション」によって、ユーザーがブランドに対する良好な印象を形成することが期待される。これは、アカウントの作成やプッシュ通知の許可、支払い方法の登録などを含み、ブランドが初期の接点で価値を提供できるかどうかが今後の関係性を左右する。
次の「収益化」の段階では、ユーザーに適した商品を提案したり、注文方法を簡略化したりする工夫が求められる。さらに、「顧客維持」の観点からは、長期的な関係構築を目的とし、商品の使用頻度向上につながる情報提供が必要となる。本資料では、1900社以上の企業から収集したキャンペーンデータを基に、各段階におけるカスタマーエンゲージメントの事例を紹介する。