企業が保有するデータは増加の一途をたどり、分散化も加速している。監視および対応すべき対象が拡大するにつれ、障害によるダウンタイムの影響も深刻化している。ある調査によれば、予定外のダウンタイムは年間で平均240時間も発生しているという。
システムの安定稼働を維持し、ユーザーエクスペリエンスの低下を防ぐには、デジタルレジリエンスの強化が不可欠となる。そのためには、システムに潜む盲点を排除し、無駄を削減しながら、不要なアラートの発生を抑制する仕組みが求められる。すなわち、オブザーバビリティの向上が鍵となる。それでは、どのようにしてオブザーバビリティを高め、デジタルレジリエンスを強化すればよいのだろうか。
本資料では、その具体的な方法として、4つのステージから構成されるスキームを紹介する。ステージは、「包括的な可視化」「インサイトの活用」「プロアクティブな対応」「ワークフローの統合」の4つだ。これらを実践することで、セキュリティ、IT運用、エンジニアリングの各チーム間で連携が促進され、組織全体のデジタルレジリエンスが向上する。