企業においてサイバーセキュリティ対策は重要な経営課題の1つとなっており、近年では、セキュリティの強化や運用の効率化を目的に、AI技術を組み込んだ製品も登場している。このような背景を踏まえ、企業のセキュリティ運用に関する課題とAI活用の意識調査を実施した。
調査の結果、セキュリティ対策としてはEDR(Endpoint Detection and Response)と従業員教育が広く普及している一方で、ゼロトラストセキュリティやクラウドセキュリティの導入は十分に進んでいないことが明らかになった。人材の不足や予算の制約は依然として大きな課題であり、AIや脅威インテリジェンスの活用によって負担軽減が期待されている。しかし、導入率はAIが5%、脅威インテリジェンスが26%にとどまっている。
このように、AI技術の導入は限定的であるものの、期待値は決して低くない。ただし、誤判定や悪用といったリスクに対する懐疑的な意見も見られる。本資料では調査結果に加え、今後の対策に向けた提言も示しているので、ぜひ参考にしてほしい。