2025年5月末時点で1700万超の口座数を誇り、成長と発展を続けている楽天銀行。同行の基幹システムは“24時間365日の無停止運用”を原則としている。しかし、口座数の急増や、継続的な新規サービスのリリースに伴う機能拡張によってシステムが大規模化しており、問題発生時に原因を究明し、安定稼働を維持することが難しくなっていた。
そこで同行が採用したのが、クラウド型のオブザーバビリティプラットフォームだ。これにより、システムのしきい値監視を、アプリケーションパフォーマンスの傾向監視へと進化させ、異常を早期発見できる体制を構築したいと考えた同社。製品選定においては、使い勝手の良さに加え、銀行のシステムに必要なセキュリティを確保できる点も重視されたという。
導入後は、基幹システム全体の状況がリアルタイムに可視化され、問題の原因究明が大幅に迅速化された他、開発/基盤/運用の各部門が一体となり、システムの可用性確保に向けた取り組みも推進されるなど、多くの成果が挙がっているという。本資料で、同社の取り組みを詳しく見ていこう。