LoRaWANは、低消費電力かつ長距離通信を特徴とするIoT向け無線通信規格であり、位置情報の共有にも活用できる。本資料では、LoRaWANと定番のクラウドサービスを組み合わせた構築事例として、見守り用途のIoTシステムを紹介する。
具体的には、あるソリューションアーキテクトが自宅にLoRaWANゲートウェイを設置し、子どもの持ち物にセンサーデバイスを装着した。位置情報はLoRaWANプロトコルを用いてIoTデバイス管理サービスへ送信され、クラウド上の位置情報サービスに記録される。子どもが特定の範囲から出てしまった際は、イベントを橋渡しするサービスを通じてコンタクトセンタープラットフォームから保護者に電話がかかってくる。さらに、アプリケーション開発プラットフォームを通じて、保護者はリアルタイムに子どもの現在地を確認することができる。
資料では、システム構成に用いたハードウェア、LoRaWANによる通信の仕組み、開発プロセスの詳細を解説している。今回は子どもの見守りシステムとして紹介しているが、LoRaWANの特徴を生かすことで、他の分野への応用も可能だ。資料を参考に、活用の可能性を広げてほしい。