労働力人口の減少や人材の流動化が進む昨今。優秀な人材の離職を防ぐために、企業は職場環境の改善や評価制度の見直しなど、さまざまな取り組みを進めている。しかし、こうした施策をやみくもに実施しても、十分な効果は期待できない。離職のメカニズムを理解した上で、的確な施策を講じることが不可欠だ。
例えば「従業員が突然離職してしまった」と悩む人事担当者は少なくないが、会社側にとっては“突然”であっても、従業員側から見れば“突然”ではない場合がほとんどだ。従業員体験(EX)の観点で考えると、まず退職を考える「認識フェーズ」が存在し、次に他の選択肢を考える「検討フェーズ」、その選択肢と現職を比較する「評価フェーズ」を経て、最終的に退職を決断する。そのため、退職ジャーニーの各フェーズに応じた適切な打ち手を講じることが重要となる。
本資料では、EXの観点から離職のメカニズムを解説し、定着率を高めるための仕組みづくりのポイントを紹介する。離職の要因を構造的に捉え直し、社員の定着を図るためにもぜひ参考にしてほしい内容だ。