給与計算システムは会社に不可欠なものであるが、新しい会社設立に伴う新規導入、現行製品のサポート満了やグループ会社の統合により刷新されることがある。その際に製品選定を誤ると、導入後に問題が生じる場合がある。例えば、導入作業の遅延だ。システムに自社の給与規定を適合させる際に手間取り、スケジュールが遅延するケースがある。
その背景には、「自社の対応範囲や工数を事前に把握していなかった」「製品選定時にサポート内容の確認が漏れていた」といった原因がある。このような失敗を防ぐには、導入前にベンダーと自社の作業分担を明確にしたり、ベンダーのサポート体制を確認したりすることが重要だ。これによりスケジュール遅延のリスクを低減できる。
この他にも、「給与システム設定の変更作業がスムーズにできない」「他システムとの給与データの連携に手作業が必要になる」といったケースも少なくない。本資料では、このような3つの失敗事例をもとに、給与システムの選定で押さえておくべき3つのポイントを解説する。