近年、自然災害が頻発する日本において、事業継続計画(BCP)対策の重要性が高まっている。BCPとは、災害が発生した際に企業がとるべき行動を事前にまとめたものだ。あらかじめBCPを策定しておけば、緊急時でも事業の維持/早期復旧が可能になる。
特に、災害が発生した直後の初動対応を左右するのが「安否確認」だ。被災状況によっては、通信手段が断たれている可能性もあるため、従業員の状況を確認することが難しいケースも考えられる。またメールやチャット、SNSで安否確認を行っている企業も多いが、集計に手間と時間がかかるというデメリットがある。安否確認を適切に行えなければ、誰が業務に復帰できるか判断できず、復旧体制の構築が遅れかねない。
このようなリスクを回避するには、安否確認の仕組みをBCPに組み込むことが必要だ。本資料では、安否確認の重要性を災害事例を交えて解説するとともに、BCP策定の基本プロセスや運用ポイントを紹介する。災害対応に強い組織づくりの第一歩として、ぜひ参考にしてほしい。