サイバー攻撃が激化する昨今、ビジネス保護にはOSアップデートなどのセキュリティ対策が不可欠だが、大型データのダウンロードにより回線が逼迫(ひっぱく)し、業務処理を停滞させるケースが少なくない。全国に30店舗以上の直営店を構えるアパレル小売チェーンもそうした企業の1つで、混雑しやすい時間帯には通信速度が低下しやすく、クラウドシステムへのアクセスが不安定になるといった課題を抱えていた。
こうした状況を打開するため、根本的なネットワーク環境の見直しを検討した同社が注目したのが、10Gbps回線と法人専用のプロバイダーを組み合わせたサービスだ。Windows Updateのトラフィックを分離することによる通信速度の確保に加え、固定IPアドレスを活用したアクセス制限で不正アクセスのリスクを低減。さらに、15分単位のトラフィックレポート機能により、店舗ごとの通信状況を可視化できる。
これによりOS更新時も安定したデータ処理が可能になった他、「ネットワークセキュリティの強化」「迅速な障害対応」「運用負荷の軽減」を実現。全体のコスト抑制にもつながっているという。本資料では同社事例をもとに同サービスについて詳しく紹介する。