世界150社のCIOへの調査で分かった、AI活用の実態と今後の課題

　AIの進化が加速する中、企業におけるIT導入の責任を担うCIO（最高情報責任者）は、大きなジレンマに直面している。AIは、業務の効率化や競争力の向上を実現する可能性を秘めているが、セキュリティやデータガバナンスに対する懸念もある。世界150社のCIOを対象にした調査によると、その多くがAIに慎重な姿勢を示していることが分かった。

　またAIに対する明確なポリシーやトレーニング環境が整備されていない企業では、従業員によるシャドーAIの利用が拡大している。さらに部門間でのAI活用に対する意識や準備状況にも大きな差がある。例えば、多くのCIOがAIのユースケースが多いのはカスタマーサービス部門だと考えている。しかし、同部門のAIに対する関心は低い。このような現場との意識のズレをどう解消するのかも重要な課題といえる。

　本資料は、同調査の結果を通じて、AI活用に関する現場の課題と実態を分析したものだ。「AI戦略の構築」「AI活用のためのスキルの向上」に悩む企業にとって、ヒントが得られる内容になっている。