業務用イメージスキャナーを開発・提供する企業として広く知られるPFUは、主力スキャナーシリーズ向けのクラウドサービスを提供している。このサービスは、スキャンしたデータをPCを介さずに直接クラウドサービスに保存できる機能を備えており、e-文書法や電子帳簿保存法の施行を契機に、業務フローを改善する目的で導入したユーザー企業も多い。
世界およそ40か国にサービスが提供されており、ピーク時には、1分当たり650件のオンライン処理が実行されているという。このような状況においてPFUは、サービス品質の維持・向上のため、顧客体験を定量的に把握する必要があると考えた。そこで、従来のインフラ視点での監視から脱却し、アプリケーションとサービスの視点で顧客体験を観測するため、あるオブザーバビリティプラットフォームを導入した。
本資料では、PFUにおけるクラウドサービス基盤の監視環境刷新の取り組みを紹介する。オブザーバビリティプラットフォームの導入経緯、監視業務の属人化解消や顧客体験の可視化といった成果、さらには今後の展望についても言及している。