EC関連の年間売り上げが400億円を超えるなど、「個客」本位のアプローチが着実に実を結びつつある、三越伊勢丹グループ。同グループのITおよびデジタル領域を担う事業会社の三越伊勢丹システム・ソリューションズは、グループの中核となるバックエンドシステムの開発・運用・保守に加え、オンライン事業を進化させる先端領域をも担っている。
同社では2021年の全社的なクラウド基盤の整備プロジェクトを契機に、オブザーバビリティプラットフォームを導入した。同プラットフォームは、デジタルサービスにおける重要指標の「観測」を可能にし、アプリケーション、インフラ、ユーザー体験の観測を通して、障害やサービスレベル低下、潜在的な問題・ボトルネックを可視化する。
導入の結果、同社は、従来手作業で行ってきたシステム運用プロセスの多くを自動化・効率化し、サービスの安定稼働を実現。また、アプリケーションパフォーマンスの傾向を見ながら、顧客体験に影響するような問題が顕在化する前に対処できるようになったという。本資料では、同社のSRE活動の推進にも貢献したという同プラットフォームについて詳しく紹介する。