パブリッククラウドとオンプレミスを併用するハイブリッドクラウド環境が当たり前になりつつある今、それらを相互接続するためのネットワークにおける品質とパフォーマンスの確保が求められている。このような状況において特に重要になるのが、ネットワークの品質監視および可観測性だ。
ハイブリッドクラウドでミッションクリティカルな本番環境を稼働させている組織では、プロバイダーのオプションを採用して、冗長構成のネットワークを構築する形が一般的になる。しかし、アクティブ/スタンバイ構成では、グレー障害などの微細な異常を検知することは難しい。
本資料では、クラウドとオンプレミスのシステムを相互接続する冗長構成のネットワークを監視する際の課題を解説するとともに、単純な死活監視にとどまらない、きめ細かい監視を実現するために押さえてきたいポイントについて紹介する。併せて、Amazon Web Services環境を例に可観測性を実装するためのベストプラクティスを解説しているので、参考にしてほしい。