有識者に聞く、システム障害対策をコストではなく「経営課題」と捉えるべき理由

　デジタル専業銀行である「みんなの銀行」。金融の分野はミッションクリティカルであるという性質上、システム障害対策にもより一層注力しなければならない。同行のCIO（最高情報責任者）である宮本氏は、障害は「必ず発生するもの」と捉えており、開業前から「障害の発生時には全員でリカバリーする」という社内文化を醸成することに取り組んできた。

　かつては「いつ起きるか分からないものに予算を割けない」「対策しても利益にはならない」と、コスト要因と見なされてきたシステム障害対策だが、みんなの銀行のようにリスクと向き合う組織が現れるなど、風潮は変わりつつある。ただそれでも、IT環境の複雑化などの要因により、適切な対策を講じることの難易度が上がり続けているのが現状だ。

　本資料は、みんなの銀行においてシステム障害対策・障害発生時対応の変革に取り組んできた、同行CIOの宮本氏へのインタビュー記事と、障害対策の有識者による対談記事の2部構成となっている。ビジネスリーダーが障害と向き合うための心構えや、普遍的な障害対策の在り方について知りたい人にとっては、必見の内容となっている。