顧客や社会のデジタル化が急速に進む中、NTTデータグループはDX推進に取り組んできた。その中核に位置付けられたのが、2019年より始まった財務・会計系基幹システムの開発だ。
同社の会計システムは受注案件ごとの収支管理が行えるように設計されており、会社全体の決算だけでなく、各プロジェクトのマネジメントや意思決定に用いられる面でも重要な存在だった。そのため、これまではスクラッチ開発を行ってきたが、ビジネス環境の変化に対応しながらデータドリブンな経営を実践できるシステムを実現するべく、あえてSaaSでの開発を決定したという。
その開発基盤として採用したのが、ローコードに対応したアプリケーション開発プラットフォームだ。多様な業務のためのアプリケーションを効率的に作成でき、コアシステムとの大量データのやりとりに耐え得る能力を備えていることも決め手となった。本資料では、同社が基幹システムをいかに開発したのか、その実現を支えた開発基盤のメリットともに詳しく紹介する。