コンベンション企画・運営企業として、日本万国博覧会をはじめ、国際会議や学術会議などを運営してきた日本コンベンションサービス。同社は地域社会や公共事業の支援を目的として、MICE施設の開発・運営などを手掛け、現在は、全国の6つのMICE施設および30の公共施設の運営に携わっている。
2023年春には、「大名カンファレンス」が福岡市の天神駅近くにオープンした。設計当初から高品質な音響設備を検討していたが、イベントが多く開催される立地だったことから、マイクの電波干渉が懸念されていた。周辺調査で飽和状態にあると分かった800MHz帯を避け、1.9GHz帯の電波を利用できる機器を検討。当初は、天井設置型のシーリングマイクの導入が検討されていたが、取り付け位置に制約が出ることが判明したため、ゼネラルマネジャー自らショールームへ足を運び、実際の音声を聞いたり、エンジニアのアドバイスを聞いたりした上で、別の方法を採用することにした。
同施設はオープン以降さまざまな会議やイベントで使われているが、満席の場合でも部屋の隅々までしっかり声を届けることができているという。本資料では同社の事例を紹介する。