現役監査人によるIPO実践ガイド：ショートレビューに向けて行うべき準備とは？

　未上場企業が証券取引所に上場し、一般投資家向けに株式を売り出すIPO。上場申請のための有価証券報告書には、一定期間の財務諸表に対する監査意見が必要となるため、その前段階で、上場に必要な内部統制などの問題点を洗い出す「ショートレビュー」を行うことになる。

　ショートレビューでは、監査法人が事業内容や経営環境、財務調査など上場審査でも確認される内容を、数日から1週間ほどをかけてチェックされる。実際の事例では、仕訳の起票・承認を全ての仕訳に行っておらず事後的な確認ができなかったり、顧客ごとの債権管理ができていなかったりといった指摘がよくあるという。

　本動画はIPOの実践ガイドとして、現役の監査人よりショートレビューに向けて今から行うべき準備について実例などを交えて解説する。さらに、内部統制の体制構築や予実管理の効率化に有効なソリューションも紹介しているので、IPO準備に役立ててほしい。