労働人口の減少に伴う人手不足が課題となる近年、企業は新規採用や従業員教育にコストをかける傾向にある。一方、そうした中で離職者が増えると、残された従業員の負担が増えて生産性が低下したり、社内のモチベーションが下がったりすることとなり、連鎖退職にもつながるため、事業継続に影響が出るリスクがある。
離職の原因としてよく挙げられるのが、職場の人間関係の悪化や、評価/報酬への不満だ。これらを解消するには、コミュニケーション活性化のための施策や、メンター制度などを導入して人間関係を構築するとともに、人事評価制度を確立させ、明確な基準の基に評価と報酬を連動させる必要がある。また社員の不安を取り除くには、キャリア成長のサポートや、組織のビジョン/方向性の共有も、積極的に行わなければならない。
加えて近年は、ワークライフバランスも重要視されているため、心身の健康はもちろん、業務と育児/介護などとの両立を実現できる仕組みも求められる。本資料では、6つの原因から考える離職防止のメソッドを、社会保険労務士が詳しく解説しているので、参考にしてほしい。