ファッションや小物雑貨などの製造販売を行うデイトナ・インターナショナルでは、システム基盤をパッケージ製品から共通基盤に移行し、内製開発を推進していた。だがその中で、データ集配信基盤として活用していた、ノーコード型データ連携ツールのDataSpiderがシングルポイントとなっており、障害発生時に基幹業務が停止するリスクがあったため、可用性の担保が急務となっていた。
そこで同社は、Amazon Web Services(AWS)上で稼働するDataSpiderを冗長化するための製品選定を検討することとなった。2つの製品を比較した結果、最終的に選ばれたのは、DataSpiderを提供するベンダーによって共同検証が実施されており、安心感とコストメリットに優れた、あるHAクラスタソフトウェアだ。
導入は約4カ月の期間をかけて段階的に行われ、移行完了後の2024年12月時点では危惧されていた障害は発生していないが、経済損失やブランドイメージ毀損(きそん)のリスクを回避できる安心感は大きく、安定した業務運用を実現できているという。本資料で、同社の取り組みを詳しく見ていこう。