ワークロードのクラウド移行が進むにつれ、企業は新たな課題に直面することとなった。まずセキュリティ面では、リモートワークの普及や分散拠点の増加により、ネットワーク境界が曖昧になり、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが拡大した。加えて、コンプライアンス面では、規制当局が一般データ保護規則(GDPR)や米国立標準技術研究所(NIST)など、ますます厳格なセキュリティフレームワークや標準を策定するようになっており、IT部門の負担が増大している。
そこで注目されているのが、「Secure Access Service Edge(SASE)」と「SD-WAN」の活用だ。これらのテクノロジーにより、ゼロトラストに基づくセキュリティ体制の構築はもちろん、機密データの保護、システムとデータへのアクセスの制限、一貫したセキュリティポリシーの徹底などを実現できるため、コンプライアンスの強化が可能になる。
本資料では、SASEとSD-WANの組み合わせが、セキュリティとコンプライアンスの強化をどう実現するのか、5つのポイントから解説する。組織のIT環境を強化するためのヒントとして、ぜひ参考にしてもらいたい。