データ活用の重要性が高まる一方、今日のデータはオンプレミス、クラウド、エッジの環境に分散しており、この状況は利用者にとって大きな課題となっている。全社的にデータを把握できないと、どのようなデータが利用できるのかを知り、アクセス方法を理解し、移動を促進し、セキュリティとコンプライアンスを確保することが非常に難しくなってくる。
そこで注目したいのが、「データファブリック」だ。データファブリックとは、複数の場所にあるデータを一元化された環境に統合し、表示、管理、セキュリティ、およびガバナンスの確保を容易にするアーキテクチャを指す。この導入により、データの可視性が向上する。また、マルチフォーマットのデータアクセスに対応し、データ処理にかかる時間を短縮することも可能になる。
セキュリティにおいても、認可/認証システムに統合することで内蔵セキュリティを提供し、マルチクラウド環境に起因する構成のばらつきを防いで、データの侵害や暴露のリスクを低減できる。本資料ではこのように、データファブリックの導入がもたらすメリットについて解説する。