高性能CPUを搭載しながら効率冷却を実現、DMM.comのサーバ導入事例

　多種多様なサービスを展開するDMM.comでは、ユーザーに最適なサービスを提供するため、テックカンパニーを目指す上での指針である「Tech Vision」を策定。その一環としてインフラ環境改善を進めている。

　同社のインフラ部門は、仮想サーバ5000台規模の仮想化基盤をオンプレミスで運用している。その中で、あるサービスにおけるCPU負荷が課題となった。同部門では、大きなCPUパフォーマンスを確保しつつ、サーバの発熱量と電力消費を抑えるため、AMD EPYCと新たな液冷システムを搭載したサーバ製品を導入した。この液冷システムは、小型ラジエーターと空冷ファンを併用するハイブリッド方式を採用しており、大掛かりな装置を用意せずとも効率的な冷却を実現する。

　同社では、併せてサーバをクラウドで一元管理するサービスも導入し、大量のサーバの運用負荷低減も実現。これらのインフラ刷新で、サーバのパフォーマンスを従来比2倍に高めながら、コスト削減も達成した。本資料では同社の取り組みを詳しく紹介する。