販売管理のような基幹システムはイノベーション創出やDXの土台にもなる重要な存在だが、その刷新は容易ではない。その理由の1つに、初期コストの大きさやROIの見えにくさによる「投資不安」が挙げられるが、これは綿密な事前設計や移行計画によりある程度解消できる。
問題となるのは、もう1つの「現場の抵抗」だろう。操作方法や作業フローが変わることへの不安、新システムの習熟への負担感などから、現場が新システムに後ろ向きになるケースが少なくない。イノベーションは実務の場でこそ創出されるだけに、現場の理解を確保しながら、再構築を進めていきたい。
この問題に対処できるのが「セミオーダー開発」だ。これはパッケージ導入とスクラッチ開発の長所を組み合わせた手法で、現場の声も取り込みやすい。例えば、液体系化学品の「濃度」「液量と固形量の換算係数」といった単価計算のような業界特有の要件に柔軟に対応しながら、短納期・低コストの開発が可能だ。本資料では、このセミオーダー式販売管理システムを取り上げ、従来の課題をどのように解決できるのかを紹介する。