昨今、DXを推進する企業では、「デザイン思考」が注目されている。他社との差別化や新たな価値の創出を行うためのDXには、単なるデジタル化やテクノロジー導入にとどまらず、顧客や社会のニーズを中心に据えた業務・ビジネスの変革が求められるからだ。「顧客起点」で課題を捉え、アイデアを抽出するデザイン思考のアプローチは、DXの実現に効果的であるといえる。
しかし、ある調査では、DX推進に関わる人材の約半数がデザイン思考を認知しているものの、実務での活用は約1割にとどまるという結果が出ている。一方で、DXの成果を実感している企業の約4割は、デザイン思考を習得した人材を活用しているという。
そこで本資料では、デザイン思考の習得を採り入れた、DXを推進するための人材育成プログラムを紹介する。DXの実践を見据えたプログラムとなっており、DX先行企業の多くで導入されている。併せて、デザイン思考の5つのステップなど基本的な事柄について解説するとともに、デザイン思考を業務に取り入れてDXを推進する神奈川県横浜市や大分県、ロート製薬などの活用事例も紹介する。