5G技術が普及期に入った今、映像伝送の分野で新たな可能性が広がっている。例えば、スポーツなどの生中継では、従来必要だった有線ケーブルを使わず、無線で高精細な映像をリアルタイムに伝送できるようになった。また医療分野では、手術映像を遠隔地のベテラン医師に伝送することで、リモートでの手術支援が可能となる。
一方、パブリッククラウドを使ったネットワーク構成の場合、5Gの効果を発揮しきれず、遅延やセキュリティの課題が懸念点となる。そこで注目したいのが、デバイスの近くにあるサーバでデータを処理し、低遅延かつ高セキュアな通信を実現するエッジコンピューティングサービスだ。中でも、モバイル端末のアクセシビリティーに特化させたものをMEC(Multi-access Edge Computing)と呼び、生中継の簡易化や、顔認証によるゲートサービスなどで、既に導入事例も多数あるという。
本資料では、同サービスの技術的特長を詳しく解説するとともに、映像伝送における4つのユースケースを紹介している。5G時代の映像伝送が、同サービスでどう変わるのか、ぜひ確認してもらいたい。