MicrosoftとArmのパートナーシップにより生まれたWindows on Armの成熟スピードが目覚ましい。OEMや開発者、エンドユーザー向けプラットフォームとして存在感を増し、現在提供される各種の優れたWindows on Armハードウェアが誕生した。
ネイティブアプリケーションの開発は、開発者向けに提供されるArm搭載デバイス「Windows開発キット2023」の発表とともに加速している。同キットはアプリケーション開発のライフサイクル全体に利用でき、1つの専用デバイスで多様なシーンに対応できる点がエコシステムにおいて画期的だった。さらにAzure Arm搭載仮想マシンの提供もあって開発の幅は大きく広がっている。
こうした取り組みによって、多くの主要アプリケーションベンダーよりWindowsアプリケーションのArmネイティブビルドが提供され始め、大手ブラウザでも同様の動きが進んでいる。本資料では、今後のWindowsアプリケーションやAI PC関連ソフトウェアの開発に影響を与えるであろう、Windows on Armの現状および展望を詳しく紹介していく。