ゲームの評価を左右する要素として無視できないのが、グラフィックスだ。モバイルゲームであってもそれは同様で、現在では、数百万ピクセルで構成された映像が、60Hzのリフレッシュレートで動作するゲームが当たり前となりつつある。
グラフィックスの高精細化とスムーズ化は、必然的に複雑なライティングやシェーディングによる演出のリアル化も伴うことになる。一方でグラフィックスの品質が向上すればそれだけ、GPUへの負荷と消費電力の増大を招くことになり、バッテリー駆動時間の低下や、デバイスの温度上昇などによって、ユーザー体験の質を低下させてしまう場合がある。
本資料では、モバイルゲームにも高水準のグラフィックスが求められるようになったトレンドに、開発者がキャッチアップするために押さえておきたいテクノロジーとして、「アップスケーリング」を挙げている。併せて、あるアップスケーリングソリューションが、アプリケーションパフォーマンスや消費電力に及ぼす影響を検証しているので、参考にしてほしい。