テレワークの浸透に伴い、業務上取り扱うデータの保存先として、クラウドストレージを利用するケースが増えてきた。しかし、情報システム担当者191人を対象に行われた調査では、「さまざまな端末からアクセスできる」「データを集約できない」など、クラウドストレージのセキュリティ面やデータ管理に課題を感じている企業も多いことが分かった。
一方、8割の企業が複数の情報漏えい対策を組み合わせて実施していることも判明。具体的には、セキュリティソフトやHDD暗号化、リモートワイプなどによってPCの盗難・紛失時の対策を強化しているという。また、RDP(リモートデスクトッププロトコル)やVDI(仮想デスクトップ)、DaaS(Desktop as a Service)を導入している企業も多いが、これらの利用には多くのコストがかかることが問題視されている。
さらに、オフラインで利用できないことに課題を感じている企業も多いようだ。本資料では、同調査の結果をさらに詳しく見ていきながら、セキュリティおよび社内PC運用管理の実態と課題について考察する。