ID管理やアクセス管理の複雑化が進む中で、Active Directory(AD)の管理体制に悩みを抱える企業が少なくない。そこで代表的な管理ツールによる管理効率を比較してみた。
最も一般的なものが、Windows Serverに標準搭載された「Active Directory ユーザーとコンピュータ(ADUC)」だろう。無償で利用できるメリットは大きいが、一括操作ができないために業務工数がかさみがちだ。PowerShellはより多機能で、一括処理も行えるが、操作手順が複雑で、ユーザーがすぐに使いこなすのは難しいという課題もある。
また、近年は操作性や機能面に優れた統合ID管理ツールを導入するケースも増えているが、AD管理は機能の1つとして提供されているため、「要件を満たすためにプラグイン購入などの追加費用がかかる」「多機能すぎて使いこなせない」などの悩みの声も聞かれる。本資料では、こうしたAD管理ツールごとの特徴を比較し、組織に合った選択肢を見極めるためのポイントを解説する。