経理担当者にとって、小口現金の管理は手間のかかる業務の1つだ。管理負担が大きいのもさることながら、紛失や不正のリスクも高い。また昨今はリモートワークの普及で「現金手渡し」といった運用が難しくなっている。このような課題を解決するために、小口現金からの脱却を図る動きが加速している。
まず小口現金を減らす方法として、「備品購入はインターネットで行い現金で買わない」「社員の立て替え分を月に1度まとめて申請してもらい、給与と一緒に振り込む」などがある。しかし、これらの申請を紙運用で行っていたのでは、申請者・決裁者ともに出社する必要が出てきてしまうため、根本的な解決にはつながらない。紙運用からデジタルへのシフトといった対策も進めていきたいところだ。
本資料では、小口現金を減らす方法を解説するとともに、小口現金からの脱却に成功した3社の事例を紹介する。業務フローの刷新や経費精算業務の集約など各社の取り組みを詳しく紹介しているので、小口現金の管理や経費精算の業務負荷に課題を抱えている企業は、ぜひ参考にしてほしい。