ディーバの事例に学ぶ、IDaaSを用いて認証基盤を構築する方法

　連結決算システムに関するさまざまなプロダクトや支援サービスを開発・提供しているディーバ。同社のプロダクト群は、これまでオンプレミス版として提供されてきたが、さらなるニーズの高まりに対応するため、その全てをSaaS（Software as a Service）化することを決断する。

　SaaS化を進めるに当たり、同社では各プロダクトの機能要件や非機能要件を棚卸した上で、共通化できるものをピックアップするなど、できるだけ大きな改修を加えずにクラウドリフトするという方針を採用した。ただし、ID管理や認証を行う基盤だけは、これまでのようにユーザーに委ねるという形が取れなくなるため、自社で構築と運用をする必要に迫られたが、そのためのリソースを割くことが難しい状況だったという。

　本動画では、同社における認証基盤の構築に向けた取り組みを紹介する。同社は、利便性と安全性を両立する認証基盤の構築／運用には、高度なスキルや知識が必要であると考え、内製ではなくIDaaS（Identity as a Service）の採用を選択した。サービス開始後、4年で顧客が175社になったが、その間に認証に関するセキュリティインシデントは1件も発生していないという。