企業経営において、会社全体の経営状況を把握し、適切な判断を下していくためにも経営指標への理解を深めておくことは不可欠だ。しかし、経営指標は売上高や利益、資産など決算書にあるさまざまな数字をもとに計算する必要がある。「算出の仕方が分からない」「数字を活用し切れていない」という経営者も多いだろう。
例えば、借入による投資を拡大する場合、現状の借入状況を把握する必要があるが、単に借入額を見るのではなく、借入金の“大きさ”と会社の売上高を比べることが必須となる。借入金が月商の何倍あるかを示す「負債月商倍率(有利子負債月商倍率)」の指標を用いてチェックすることで、借入金が多すぎるかどうかを判断することができる。業種によって異なるものの、一般に3倍から5倍以内が望ましい水準といわれている。
本資料では、過剰借入のチェックに役立つ負債月商倍率について、その定義や算出方法、数字の見方をストーリー形式で分かりやすく解説する。経営指標を活用し適切な判断につなげるためにも、ぜひ本資料で理解を深めてほしい。