ある企業では、デジタル化やDXの流れに乗り、オンプレミスの社内システムをクラウドサービスへ移行する準備を進めていた。このプロジェクトによって、既存データセンターのコスト削減やアプリケーション開発のライフサイクル短縮も可能になるなど、さまざまなメリットが同社にもたらされた。
生え抜きのベテラン社員と、中途採用のベンチャー企業出身者の2人が主導する形でプロジェクトは順調に進んでいたが、ある日突然、同社の顧客情報が漏えいしていることが判明した。情報漏えいの原因となったのは、プロジェクトを主導していた2人の初歩的なミスだったという。同じミスの繰り返しを回避すべく、煩雑なチェックを義務化した同社だったが、社員の疲弊が顕著になりつつあった。
本資料では架空の企業をモデルに、パブリッククラウド活用による情報漏えいリスクについて、マンガ形式で解説している。何が原因で情報漏えいが起きてしまったのか、チェック三昧の日々から同社がどのように脱却したかが分かる内容になっている。