エレベーターやエスカレーターの専業メーカーであるフジテック。同社のデジタルイノベーション本部では、ワークマネジメントツールを活用して会議時間の削減やタスク管理の効率化を図り、従業員が創造的な業務に集中できる環境を実現している。
同ツールの導入前は、プロジェクト管理に大きな課題を抱えていた同部。動いているプロジェクトが100もあることから、全体を把握し適切・迅速にリソースを割り当てることが困難で、週に一度開催されるデリバリー会議で調整していたという。さらに、管理者が一人であり、属人化のリスクが高まってしまうことから、「チームが自律的に動けるようになる」手段としてあるワークマネジメントツールの採用に踏み切った。
その結果、複数のプロジェクトに関わる全てのタスクを一覧で確認できるようになり、取り組むべき業務や優先度が明確になったという。業務効率に至っては、年間3200時間もの会議時間を削減している。90日間で全プロジェクト管理を同ツールに移行したという同社の取り組みを、さらに詳しく見ていく。