ある調査によると、広告の不正クリックなどの手段で広告費をだまし取るアドフラウドによる国内の推定被害額は、1335億円に上るという。こうした状況にもかかわらず、広告の不正クリック対策を実施している企業の割合は、わずか2.6%にすぎない。広告の不正クリックは、無駄な広告費の発生につながる他、データにノイズが含まれることからデータ分析にも悪影響を及ぼす。
さらに、不適切なサイトに自社の広告が表示され、ブランド価値が毀損(きそん)される可能性もある。このような不正クリックの被害を業界別で見てみると、CPC(クリック単価)が高い業界が狙われる傾向にあるようだ。
こうした脅威動向をまとめた「不正クリックが引き起こすWebマーケティングの落とし穴」という過去のセミナー資料が公開された。「不正クリックの被害状況」「狙われる業界」「自社で対策が必要な理由」などについて詳しく解説。その上で不正ユーザーをリスト化し、検証や行動分析を行うことで不正クリック対策を実現するツールを紹介している。