金融業界はDXが比較的進んでいるとも言われているが、顧客ニーズの多様化、業界特有の規制などによるDX推進のハードルの高さ、高度化するセキュリティ対策など、DX推進を阻む課題もある。これらの課題に共通している問題が、今なお残る「レガシーシステム」だ。
レガシーシステムから脱却する方策として、クラウドの活用が挙げられる。クラウドなら、「初期費用とランニングコストの削減」「短期導入と運用負担の軽減」などが期待できる。柔軟にシステムを構築できる点も魅力だ。実際、日本銀行の調査からも、今後クラウド利用が活発化していくと予想されている。
本資料では、クラウドシステム導入に必要となるセキュリティ対策など導入計画に考慮すべきさまざまな事項を紹介するほか、ミッションクリティカルな領域を扱う金融システムでは、システムダウンなどの「障害対策」が必須であるため、運用系・待機系の複数サーバをベースとした、「HAクラスタシステム」を紹介する。国内銀行におけるユースケースも取り上げているので、参考にしてほしい。