社会福祉プログラムを狙う不正行為、膨大なデータから迅速に見極める方法とは

　政府や自治体の社会福祉プログラムを狙う、不正行為や詐欺は後を絶たない。加えて、クラウドとAIの出現により不正はますます大きな脅威となっている。限られた人員で対処するためにも、意思決定を加速し、より迅速に対応できる仕組みが要る。

　大量のデータの中から不正行為を可視化する上で重要なのが、3つの視点だ。1つは縦断的データ。これは長期間にわたるデータのことで、不正行為を示すパターンや傾向を検出するために欠かせない。不正行為の手口の進化を理解するのにも役立つため、時代に合わせた戦略立案が容易になるだろう。

　また、1つの自治体や省庁などの境界を越えて、さまざまなソースからデータを統合する視点も欠かせない。セキュリティや規制などの理由から管轄区域ごとにデータがサイロ化しがちだが、安全にも配慮してデータを利用できるようにしたい。こうした視点の実現には、高度なアナリティクス基盤が効果的だ。本資料では、海外で不正防止に役立ってきた、AI活用によるデータ分析ツールを紹介する。